Secret Store

二つの店






「最初っから~?
 長くなるけどいい?」


「はい 構いません」






純さんは上着を脱ぎながら

普通に話し始めた




「簡単に言うと 君は今日から
 ここで働いてもらうから」


「は?」


「それと 借金も返しといたし」


「はい?」


「そういうこと♪」






そういうこと♪



って言われても・・・




全然意味わかんないんですけど!!





テカ・・・



なんで俺んちの借金まで返してくれてんの?



全く意味がわかりませんよ?





「大変だったんだぜ~?
 今日君ん家言ったらヤクザの人達がいてさ
 君ん家取り壊そうとしてんだもん」


「なんだって!!」






< 10 / 55 >

この作品をシェア

pagetop