【戦国恋物語】出会いは突然風のように…
でもそれがあって、こうして秀政ともう一度会えたのだとすれば、足利さまに反旗を翻した家臣に少しばかり感謝した。


「じゃあ、しばらく京に滞在するの?」


「さあ、分からないな。すべては殿のお心次第だから」


「そっか……そうだよね」


束の間の再会なら、なおのこと秀政といたい。


わたしは素直にそう思った。






わたしの中に、以前とは違う想いがある。


それはまだ漠然としているけれど、もうすぐ手の届きそうな所にあって。


わたしはその想いがなんなのか見定めようとしていた。






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