俺色〜ある草食系男子の日々

そして、信じてる。



自分の理想をおしつけてるわけじゃないけど、



多分陽斗はシオンを選ばないだろう。



彼女はとてもいい子だって分かるけど、



陽斗の中には大きすぎる存在があるから。



どちらにしても、このままじゃ俺も陽斗も前には進めない。




俺は再びひらいたパソコンを見つめた。



メールの受信ボックスに光る文字。



副社長就任パーティー、出席要請。



要するに帰国の案内。




俺たちは・・・・一体どこに行くんだろう。




< 148 / 167 >

この作品をシェア

pagetop