先生の彼女さま

彼が重い口を開くの同時に

キンコーン

キンコーン

チャイムがなってあたしが出ようとソファを立つと

 「い、行くな」

ってあたしの手を掴んで止めてくる彼

 「な、なに言ってるんです?お客様ですよ?」
 「ち、違うんだ」

キンコーン

キンコーン

尚も鳴り続けるチャイム

あたしはしびれを切らせて彼の手を振り払ってドアに近づくと

 「行くなって!!やめろっ!」
 「いい加減にしてくださ」

ドアに手をかけて開けた瞬間



< 209 / 354 >

この作品をシェア

pagetop