先生の彼女さま

 「姉ちゃんは…あんたが好きだった、でもあんたが選んだのは姉ちゃんでも…どこぞのお嬢様でもない、メイドだなんて」

そこまで言うと都筑は眉を歪ませて

 「納得なんかできるかよっ!…だからマスコミに匿名の封書を送ってあんたらを壊してやったんだよ、くくっでも案外…」
 「晴樹っ!」

都筑を呼ぶ声

俺たちは廊下の奥から走ってくる人を見た




都筑はな



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