月夜にだけ
「翔くん。離れないでね。」


リサは言った。


「え?どうしたの、急に。」


翔は少し驚いた様子で聞き返した。


「翔くんが消えてしまいそうな夢を見て…すごく悲しい気持ちになったの…。」


「ただの夢だよ。気にすることないよ。。


翔は優しく笑った。
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