“ ど・れ・に・し・よ・う・か・な? ”  【作品ガイド】
5.恋景色~真っ赤な林檎と嘘と誕生日~
『恋景色~真っ赤な林檎と嘘と誕生日~』


ヒトは誰でも恋をすると

すべての景色が違って見える……


昨日とまったく同じものが、

昨日とまったく違って見える……


吹く風だって変わるし、降る雨も変わる


昨日はヘアースタイルを乱した風が、

今日は花のアロマのお届け物になる……


昨日はおろしたての靴を濡らした雨も、

今日は相合い傘に入れる理由になる……


男も、女も、恋をした人たち全員が

絶対に見ることになる景色がある……


それはあったかくて、やさしい景色

“やさしさ色”の色眼鏡でもかけたように

見える景色がみんなやさしいんだ……


だからこそ、恋をすると

ヒトは誰でもやさしくなれるんだと思う――



【作者のコメント】
5作目となる本作品は、小学6年の白石由妃が中学生になっていく中でのココロの変遷を描いた短編恋愛小説です♪

ハナシをコンパクトにまとめていながら、最後にアッと驚くオチがある“落語”のような作品というコンセプトで書きました♪

『未恋~東京卒業物語』同様、アッという間に読み終わる短編なので、勉強の合間や電車を待ってる間にどぅでしょ~♪
< 6 / 14 >

この作品をシェア

pagetop