あなたの言葉につつまれて・・・ ~それぞれの明日へ~
マンションをすぐ出たところに
小さな公園がある。
私は、そこに目が止まった。


「ん!?」


若いカップルかな?
彼氏が彼女を抱きしめて、
やさしく頭を撫でている。


「なんかいいなぁ~
私もよくこの公園で抱きしめて
もらったっけ・・・」


ちょっと昔を思い出し、
そのカップルに見惚れていた・・・


「はっ!! やばっ!!
電車に乗り遅れる・・・」


私は駅へ向かい歩き出した。









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