あなたの言葉につつまれて・・・ ~それぞれの明日へ~
「こいつは俺の女や!!
なんでおまえらに
渡さなあかんねん。」


啓はそう言って、
私を抱き寄せた。


啓・・・?


「なに? おまえの?
なんや、ただの尻軽女かいや。」


「何!?」


「誰にでもやさしくして、
笑顔作って、思わせぶりな態度とって
ほいほい着いていく尻軽女。

もうちょっとマシな女やと
思ってたわ。」


私が・・・


尻軽・・・?





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