エボリューションマン -英雄たちの峡谷-

キー、キキッ、キーッ･･･キッ！！、ブルルンッ、ブルブル〜。
トレーラーとパラグライダーの男に当たる一センチ手前の足元で十五度の角度でバイクがカウンターを切ってタイヤだけを地面に付けて停まっていた。
　分身が戦っていた。
｢よ〜、遅くなって御免っ。　ツィースッ｣
右手を離して中指と人差し指を付けて二人に挨拶をした。
カシャ、ス〜。 台形型に変形したデジタル棺桶！？の下部が引き出し状に開いた。　V字でバランスをとっている。
｢オッ、乗っとるッ｣
｢しっかり乗ってるな〜｣
｢ナー｣
｢･･････しかし、こいつ いつまで寝てるんだ〜｣
｢ナー、こっちは、一生懸命に戦っているのにな〜｣
｢オイッ、いつまでも気持ち良く寝てないで早く起きろよ･･････｣
｢支援しに来いよ･･････｣
｢期待して待っているぞ･･････｣
バイクの引き出しが閉まる。

｢ワァアァアー〜･･･！？｣ 　キリスト！？の居た辺りに立ち、超微粒子の物体が、両手を天に向かって広げ、最も高い声を出して叫んでいた。
地上から光る光線が出ると同時に天から光が降りて来てつながった。　そして光と共に超微粒子の物体は、消えた。

　ぴっ、ピッ、Pi、pi、pyu〜！？
大勢が戦っている中･･････突然目を覚ます。
目が赤紫に光る。
　そして空間に消えた。

　人類の存亡をかけて、敵と見なされていない12人の超微粒子体を味方と見なして、有るだけの戦闘機やフライング ゼーターを飛ばされし、精鋭一軍隊(SWAT・SAT・兵士・etc)がオール出撃され、戦争モードに入った。
《WAR BROKE OUT(戦争開始)》

人間と微粒子生命体VSエイリアンと成った。
　
　拳を掌を蹴りを蹴込みを･･･弾をミサイルを敵に打ち込んでいく。
すると相手も変化を加えてきた･･････！？
微粒子･･････ナノマシーン･･････！？ 同士の戦闘対決と化していく。
形を造っては、砂嵐や幽霊のように舞い、《NO END WAR・終止符の無い、死なない永遠戦争》に入って行った。