小悪魔男子





じり…



「…ちょッ…なんで迫ってくるのさ!!」



「ねぇ、さなちゃん。そろそろ正直になろうよ」


床に座っていたあたし達。迫ってくる彼から逃げるために、後ろに下がって行ったんだけど


ベッドのある方に逃げたせいですぐに追い詰められてしまった。



「何の話よ?」


「とぼけちゃって。


さなちゃん、僕の事、嫌い…?」



「だ…だって、大和は弟みたいなもんで…」


…いや、本当は好きだけど…。


こんな形であっさり告白なんかしたくないッ!!


すると彼は、また、いつものセクハラ王子(?)に変身した…。




「…逃げちゃ、ダメ…でしょ?

お仕置きだよ…」





「え゛…何を…んッ!!」




悪戯な笑みを浮かべた彼は、あたしの唇を奪った。





「ん゛ー!!」



舌ッ!!!



いきなりディープかよ…!!





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