許婚は生徒さま


次の日

「ただいまーぁ」

約2ヶ月ぶりの実家。
あたしは、大学には実家から通ってたんだけど、さすがに実家から学校までの距離を通勤するのは大変だからって学校の近くに部屋を借りて住んでいた。


ちょっと離れただけなのに、ものすごく懐かしく感じる。


「あっ、愛音お帰りー」


パタパタとリビングから出てきたのは、いつもよりはちゃんとした格好のお母さん。


「?今日どっか行って来たの?」


「そーゆーわけじゃないんだけどね?」


そう言うお母さんは、心なしか楽しそうだった。


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