先生とあたしの恋

「大丈夫か?」

「うん。先生、ありがとう。」


「そうか?もうすぐしたら、着くからな、ガマンできるか?」


先生、どこまでも優しいんだね…


この先生の優しさも
このサラサラ髪も

その優しい声も


言葉も



何もかも




彼女のものなんだよね……





分かっては、いたんだ…

先生みたいに、カッコよくて、優しい人に

彼女がいない筈がないじゃん。


現実で考えたら

当たり前の事だよ。


なに、あたし…


なにを、先生に……期待していたんだろう……




バカだね、あたし…。






< 41 / 423 >

この作品をシェア

pagetop