イケメンhomeless

カフェ

「桜子さん・・・

アタシ帰るよ

薫ちゃんと

話してみようと思う」


「うん　それじゃ送るね」


桜子さんは何も言わずに

家まで送ってくれた


「ただいま」


『おかえり』


アタシは部屋に荷物を置いて

リビングに座った

薫ちゃんはアタシに紅茶を

出してくれて目の前に座った


『俺がカフェを開きたいのは

渚と一緒に居たいからなんだ

2人で居る時間が少なくなって

何だかすれ違ってるように

思ってね

俺は

少し焦ってたのかも知れない

そして1番大事な人に

寂しい思いさせてたってね

渚・・・俺のこと

まだ好きか？』


「好きだよ

気持ちは変わってないよ

2日間離れてアタシも

1人で考えたんだ

薫ちゃんはアタシとの事を

考えてくれてるんだって

寂しい思いをしてたのは

アタシのわがままだった

そう思うよ

アタシを子供扱いしてて

カフェの事

話してくれないって

思ってた

でもアタシが聞けば

良かったんだよね

どんなカフェにするの？って」