私の夢と、彼の事情
「・・へ?」


名前をつけたのが、私?

いつ、どこで?

あの猫は、私から逃げなかった。

もしかしたら、それは過去に面識があっ
たからだろうか?

私は必死になって過去の記憶を引き
出した。

幼い日の、もう消えそうになっている
記憶。

最後に猫に触った日の記憶を、私は探し
ていた。
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