私の夢と、彼の事情
なんでそんなことを、忘れていたん
だろう・・

その猫たちの中に、私と特別に仲のよい
猫が一匹いた。

その猫は灰色で・・青い目をもっていて
・・

「あっ!?」

私が小さく叫んで両手を打ち合わせると、
美青年の幽霊は、

「思い出した?」

と優しく聞いた。

「あ・・あれは、ドラちゃん!」

少年はニッコリ微笑み、「そうだよ」と
大きくうなづいた。




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