せんせ。

3。



「要らないよ。」


「まぁそう言うなって。気持ちだ気持ち。」




賭けはあたしの負け。


学年6位とか。微妙な順位取っちゃった。


クラスでは1番だったけど、嬉しくなかった。


ううん、学年で1位でも、もしかしたら嬉しくなかったかも。



あたしがなりたかったのって、1番勉強できる生徒じゃなくて、1番先生に想われる生徒だもん。




あ、お母さんは思った以上に喜んでたな。親孝行した気分。





でもそこじゃなくてね。あたしの欲しい気持ちは。
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