手のひらの脳



朝。
固い床で眠ったので体が少し痛い。
吐き気は落ち着いていたがまだふらふらする。腕が無くなったような変な感覚だ。
部屋に戻り、ベッドに潜る。
悲しいという感情が大きすぎて、分からない。涙も出ない。無に近い。なのに、死にたい という感情だけは消えない。


稜子はまた、飽きる事なくネットをする。
そしてある音楽を聞いた。
まるで代弁してくれているかのような歌詞。
詰まっていた涙が溢れ、音楽に夢中になった。


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