【短編】失恋に塗る薬

貴方を忘れたい



それから数日は

実家の2階の自分の部屋から

ほとんど出ることもできずに

過ごした。



それまでは

ちっとも家に帰ってこなかった娘。



帰ってきたのはいいものの

部屋からほとんど

出てこない娘。



両親も心配しただろう。


本当に、

ダメな私。

こんなに

まわりに

迷惑をかけてばかりの私。




わかっていても

立ち直れないよ。


< 37 / 50 >

この作品をシェア

pagetop