☆わがまま彼氏☆ ~あたしの記憶を取り戻して~



…次の日…



あたしは義人の部屋に来ていた。



「ねぇ?」



「ん?」



「あたし達が結婚なんて信じられないね?」



「そか?」



「そうだよー!で、あたしのどこが良くて結婚な訳?」



今まで聞けなかった事を言った。



結納は済み、婚約してんだから!この際聞いてやるっ。



「俺がそうしてーて思ったから?」


目を逸らして言った義人。



「ふーん。じゃあ好きって言って?」



「はぁ?何言ってんだ?お前!」



オドオドした様子で落ち着かない義人の顔を覗き込む。



< 201 / 210 >

この作品をシェア

pagetop