誰かのものにならないで
後編
所詮は 兄と妹
あえて 拓也が彩の気持ちに気付いたとしても
たとえ
兄妹でも距離を置かれてしまう可能性が高い…
彩は
このまま 自分の気持ちを押し殺したままだとしたら
タクニィのそばにいたくないと思った




そして数時間後





彩はマンションで拓也と由花子&大介と
夕食をとっていた




またまた気まずい雰囲気が
由花子は楽しい話題にきりかえようとして…




「なんか…気まずい雰囲気だけど…どうしたの?彩ちゃんも…元気ないみたいだし。ほら、大介、何かおもしろい話題ないの?」





大介は少々驚きながら




「って俺かよ…?なんでも、俺におしつけるの。母さんの昔っからの悪いくせだよ?」




頭きた!

< 17 / 32 >

この作品をシェア

pagetop