半径1㍍禁止
「桐斗が、はっきりしてくれないのがいけないんじゃんっ…!」
本当の気持ちを知りたいだけなのに。
「あたしを利用してるなら、利用してるって言ってっ…!
嫌いなら、嫌いって突き放してよっ…!
中途半端な気持ちなら……、
こんな事しないでっ…。」
辛かった。
そんな気持ちで、今まで接してたんだったら。
一瞬、桐斗は驚いた顔をした。
でも、笑って言う。
「本当に好きなら、どうすればいい?」