半径1㍍禁止


「ふあああ。」

大きな欠伸をする。


「ふああああ。」

欠伸が、真美にうつった。


「寝不足~?」

真美が目をこすりながら言う。

「んー。そうかも。」

私が言った。


「昨日は、散々だったもんね~。」

真美が笑いまじりに言う。

「うん。ごめんね…。」


「違うよっ!責めてるんじゃないよっ!」

「いいよ。あたしが悪いんだし…。」

「違うっ!悪くないよっ!」

「いや…、悪いし。」


「もおおお、藍衣~っ!」

「ごめん、本当にごめん。」

「違うってばぁ~!」



ちょっと、真美をからかいながら学校に向かっていた。



いつものように…。

そう思っていた。

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