18歳の女王様~うちらの選んだ道~
「。。。。ハルカのバカ」

その目の前でヤスもボッと立ったまま

私と目が合った。


「。。ごめん!追いかけるよ!!」

「。。。もういいよ!」

「えっ、でも友達。。。」

「ハルカは自分の意思だったから。。。心配して損した」

「。。。綾ちゃん帰っちゃったね?」

「うん、ハルカが悪いから仕方ない。。」

「実花、一人じゃ危ないから送るよ。。」

「いや、大丈夫。タクシー拾うから」

「じゃあ、タクシーいる所まで危ないから送るよ!」

「あ、ありがとう。。」

そして私とヤスは2人、駅の方に向かい歩いた。

途中、何度か綾ちゃんに電話してみたが繋がらなかった。。

「。。。繋がらない??」

「うん。。ダメだ」

駅に着いた。

何台もタクシーが停まっていた

「ありがとう。おやすみ」

私はヤスに御礼を言いタクシーに乗り込んだ。

その時だった。

財布から一万円札に何か書き私に渡した。
「これ、今日嫌な思いさせちゃってマジ悪かった!タクシー代に使って」

「えっ。。。」

いきなりのことにビックリしているとヤスはそのままタクシーのドアを閉め歩いて行ってしまった。

渡された一万円。

「。。。悪いことさせちゃったなぁ」

私は一万円札を見た。

するとそこにはケータイ番号と走り書きで「ごめん」の文字が書いてあった。






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