魔女と魔獣
「俺らきっと幸せになろうな。」


それは今?
それとも未来?



「ずっと一緒だよ。
たとえ道が別れても
何もわからなくなっても
今お互いに誓いあえば
きっと記憶のどこかが
覚えているから……」


「そうね。」


お互いの根性焼きにキスをした。



「この傷痕だけ
消えないといいな……
これを見るたびきっと考える
なんでこんなのついてるのかなって」



「誓いの証の根性焼きか?」



また爆笑した。



「怖いか?マサ代……」


「うん、本当は怖い……」


「俺も怖いよ。」


「きっと一緒だよね?」


「あした・・・・」


私たちは最後の日が明日かも



そう思っていた。
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