魔女と魔獣

現実へ

「おいて行くからな!!」

翔が怒っている。


「待って、待ってって!!」


「どうしていつも寝坊するんだ?
勉強道具だって前の日から
用意してればこんなことにならねーんだ。」



「なんか、翔ことば悪いよね。
うちどころが悪くて
人が変わったの?」



「おまえな~~~~~」


「髪の毛もとかしてないし」
そう言うと
手で私の髪の毛を撫でて
あっという間にポニーテールにした。


「高い位置が可愛い」
翔はそう言いながら

私の顔を見て
素早くキスをした。



「あ~~~もう~~~
やっぱ変だよ、翔!!」


私は顔が真っ赤になった。


一緒に奇跡的に
退院した私たち

その後

翔が
携帯で話してたのは
先輩の彼女で
鈍感な私にどうやったら気持ちが
通じるのかを
相談していたことを
打ち明けた。


「それならそれで
早く言ってくれればいいのに
そしたらこんなに悩まなかった。」


そう言って
翔に抱きついた。



「生きていてよかった。」

そうかみしめて
初めてのキッスをした。
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