魔女と魔獣
「親から言われなかった?
テーブルはご飯たべるとこって」


まわりがまた
「この女、やるか?」


そう言って私の腕をつかんだ。


そうそう私は
小さい頃から、女も強くないとと
ボクシングもどきの
習い事をさせられていた。
翔の親も同じことを
言って
いつも私たちは一緒だった。


 翔のとこに帰るためなら
 なんとか努力しなくちゃ…



なにか危険があれば
マリリンが時をとめて
くれるだろう~



「私は、このじょーしきのない
メガネ男に話してんだよ。」


凄味をきかせて
男の腕をねじあげた。



メガネ男が立ち上がった。



この男も
真重に負けないくらいデカイ


 う……マリリ……



 真重と闘うイメージ 
 トレーニングよ!!



「なによ~」
下から思いっきり睨みつけた。



ママが言ってた。

「睨みつける時は
上から下へ短く前身を見下げて
最後に目をさらにガメれば
だいたいビビるのよ~」
と言った。


「ガメるって~?」
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