偽装恋愛
「ここでいいよ」





私は笑顔で言った。





「え?本当にここでいいのか?」

「うん!ありがとう!また明日ね!」







そう言って、急いでその場から逃げ出した。







「ごめんね、大樹。」





突然、絶望感に襲われた。





「別に良いもん、解放されなくても。大樹を失うぐらいなら」
< 9 / 12 >

この作品をシェア

pagetop