小さな願い
出逢い
小さな女の子のお話です

女の子は、誰にでも親切な子でした


ある日、女の子が道を歩いていると、生まれて間もない子猫がお母さんを探して鳴いていました



子猫の声は、女の子以外に聞こえていないようです。




女の子は子猫に言いました。






「どうしたの?お母さんとはぐれちゃったの?」




子猫は小さな声で言いました。




「お母さんは、ボクにここで待ってなさいって言って帰ってこないんだ。」





女の子には、この子猫のお母さんがどこかで死んでしまっているとすぐに分かりました。
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