澄んだ瞳に

ある日の偶然? 〜淳side〜




俺は、仕事の打合せを終えると、車を待たせてある、大通りに向け、歩いていた。




『離してください!』




「……やめてください…」




『離してくださいっ!!人を呼びますよ!!』




………ん?

どこだ………?

どっから声がする?


俺は辺りを見回した。


……………いた!



様子を伺っていると、二人の女子高生が、男たちに囲まれていて、女子高生の肩は、ガッツリと男に掴まれていて、無理矢理連れて行かれそうになっていた。




連中のそばを、仕事帰りの会社員や、遊びに来ている大人たちが、通り過ぎる。誰一人として、彼女たちを助けようとするものはなく見て見ぬふりをするものばかりだった。




俺は、連中のいるそばまで近付き、声をかけた。




『離してやれよ!その子たち、嫌がってるんじゃねぇ〜?』




俺にしては珍しく、相手を少しだけなだめる言い方をした。




それなのに、食って掛かってくる男………




これだから、ガキは疲れる



ガキが何言ってんだぁ?

そう思って、ちょっと、からかってやると、俺にかかってくるやつがいた。




周りには、足を止めて、こっちを見ている見物客がいた。
助ける気はないが、何が起こるかは、気になるか…?

チェッ!

こんな公衆の面前では、ちょっと厄介なことになりそうだな…………





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