LOVE IDIOT
第六章

自然な確信

涼のサラッサラな髪。

「これも飲んで」

涼の細くて綺麗な指先。

「あ、こぼしたこぼしたっ」

涼の透き通った肌。

「タオル・・・っと」

涼の深い瞳。

「宮比、待って・・・」

涼の―――――暖かい心。


 LOVE IDIOT
  自然な確信


「ゲホッゲホッ・・・」

「・・・」

目の前にはちょっと裸に近い(ボタンが取れてる)涼。
そして、その隣で襲われかけている私。
ちなみに涼はぐっすりと眠っています。

なぜ、こんな大惨事になっているか今から説明しよう。



それは、昨日にまでさかのぼる―――・・・



「いやー本当、見つかって良かったなー!」

「宮比ー!!!(泣)」

「はい、感傷に浸るのは後で。今はとりあえず急いで新幹線乗りに行くよ!!!」

私は奇跡的に涼に助けられ、森から脱出。
その後、私達は大急ぎでバスに乗って駅まで直行した。

もちろん、運転手は生出っ歯。



「間に合ったー!!!」

「早く華!新幹線乗ろっ!!」

私はリュックを背負って、走る。
と、その時。

「待って宮比ちゃん!」

腕を強く掴む京さん、さっきまで猛スピードで動いていた時間が一瞬で止まる。

「な、なんですかっ?」

「今ここで聞くのもなんだけど・・・」

「(もう時間ないっ・・・)」





「・・・こんにゃくの件」





「・・・は?(゚∇゚ ;)」



『こんにゃく』・・・!?



「このクソ忙しい時に変なジョークかまさないで下さいよ!!全然面白くないですっ!!(怒)」

「(ガンッ)いや、間違えた!!!『こんにゃく』じゃなくて『婚約』!!」

「こっ、婚約?!今じゃないと駄目ですかその話っ!!!(焦)」

「駄目!!今じゃないと絶対に駄目!!!(こっちも焦)」

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