LOVE IDIOT
「?そ、そうだね」

涼、なにが言いたいの?

「・・・後でメールするよ」

「あ、はい」

「じゃ」



パッ



「じゃねー早瀬ちゃん!!」

私は作り笑いをして、手を振った。
なんか、私今柴崎さんのペースに流されてなかった?


・・・嵐の予感。


 * * * 


「はい、ココでxが入るとどうなるか、分かる奴いるかー?」

「はい」

「じゃあ早瀬」

「yが分散されてxが3になります」

「正解、座っていいぞー」

数学なんてやってられないとか思いながらアヤフヤな答えが当たってしまった。
ていうか、本当。



『早瀬・宮比ちゃん!?』



・・・涼、一体なにを話してたんだろう。
なんで手、繋いでたんだろう。

なんで、三年の先輩なんかと。

「・・・」





なんで?





私はノートの切れ端に小さく書いた。
さっきから柴崎さんが頭から離れない。

どうして、なんで、意味分からない。

つーか、涼、あれってどういう意味?



『じゃあ、一緒に帰れないね』



「・・・(帰れないよ?で、なに?)」

いや、別に意味とかはきっと無いんだよ。
ただ、聞いてみただけなんだと思うよ。

それで、その事をさっきからずっと思い悩んでる私って、なにさ。

「(この方程式、意味分からん・・・)」



私、どうしたんだ?



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