LOVE IDIOT
「ていうか華、その帽子・・・(笑)」

「なにその目っ!?言っとくけど私が作ったわけじゃ―――」

急に黙り込む、というか固まる華。
なにかを見つめている。

「なに見て―――――」

そこには。





「・・・なに?変?」






「・・・うそ」

「誰・・・」

いや、おかしい。

さっき確かここには佐山涼っていう男の子が入っていた訳で、そしたら女の子(というか美少女)
が出てきて。



・・・いーやいやいや。



この頃なんか嬉しいハプニングばっかでハイテンションすぎて頭だけがどっか違う宇宙にいっちゃってんだ。

うん、そうだ。
きっと、そうだ。

「り、り、涼・・・?」

「なにその疑問系、僕だけど」

「せ、先輩・・・ちょ、宮比、ほっぺつねってくれる?てか、なぐってくれない?」

とにかくもう私達はパニくりまくってて。
混乱というか、錯乱?

し・・・信じられない。

「お・・・姫さま・・・!!」

「変なの?変じゃないの?どっち?」

「いや・・・ねぇ?」

「うん・・・だよね・・・」

「ねぇ、そこの二人。テレパシーで話さないでくれない?凄い苛つく」

結論、二人のテレパシーは。







「「なんでそんなに似合ってるのぉおっ!?!?」」







絶対、ありえないから。


 * * * 


「まず、男顔になったり女顔になったりする理由を教えて。ていうかなに?技?」

「なんでそんな技を持ってるのさ、知らないよ」

「カツラ似合い過ぎ!メイク似合い過ぎ!ドレス、ばっちりすぎ!!」

「そう?」

「なにその・・・うわっ!なにこの人、超美脚っ!!!」

私はドレスの裾を少し上げてみた。
涼、足ありえないほどほっそい・・・



本当に男!?




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