転んだら死神が微笑んだ
お父さん「あかり、お父さんたちにビールと、なんかおつまみ持ってきてくれ。」

あかり「ご飯のおかずのから揚げがあるんだけど、それでいい?」

お父さん「うん。いいよ、いいよ。持ってきて。」

あかり「ホント、勝手なんだから。」


わたしは、お父さんと山田さんが楽しく飲んでいる横で、一人まだ食べていない夕食を食べるしかなかった。

山田「はっはっは!でも、まさかお譲ちゃんのお父様だったとはね〜。こりゃまた、すげ〜びっくりしたぜぇ、おじさんは。」

あかり「は…はは。どうも。びっくりしてるのは、こっちのほうですから…。」

お父さん「こら、あかり〜。もっと人様には愛想よくしなきゃダメじゃないか〜。お父さん、悲しいぞ〜。なぁ、良子。」

山田「あら、これまた、キレイな奥さんだっ!おじゃましてます、奥さん!」

山田さんは、お母さんにむかって敬礼している。

あかり「もう、早く寝ればいいのに…。」

と、ため息をついて、箸を口にくわえていたら…


山田「くか〜っ!!」

お父さん「すー。すー。」


二人の大きなイビキが聞こえてきた。

あかり「ええっ!寝るの早くない?!」

わたしは思わず、自分のお願いとは反対のツッコミを二人にいれていた。
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