転んだら死神が微笑んだ
山田「わっはっはっは!昨晩はどうも、お世話になりました〜!」

おじさんの大きな声が、下のほうから聞こえてきた。

わたしは急いで、部屋のドアを開いた。

ガチャ

山田「おう!お嬢ちゃん。おはよう!昨日は世話になったね。」

あかり「お、おはようございます…。」

おじさんの様子は、最初会った時と何の変わりもなかった。

もしかして、あれは夢だったんだろうか?

思いだそうとすると、どこかぼんやりしている。


サカグチ…


殺す…


冷たい顔…


………



そっか。たぶん夢だよね。

『サカグチ』なんて、めずらしい苗字じゃないし。

きっと、わたしは変な夢でも見ていたんだ。

どこかそうであってほしいという思いも、そこには入っていた。
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