転んだら死神が微笑んだ
寿明「あ〜あ、やっぱお前女なんじゃね〜の?い・ち・ごちゃん?」

男の子2「『ちゃん』って言わないでよ!」

いちごちゃん?

そんなニックネームで呼ばれてるの?

もしかして、いじめられてるのかな?

ミキ「ええ〜!『いちごちゃん』って何〜?」

寿明「コイツの名前だよ。いちごちゃん!本名なんだから。」

本名〜!?なんて、かわいい名前なんだろう?

いちごって、あのいちごだよね〜。

ミキとかなえも、もうまるでカワイイものを見るような目になってるし。

いちご「い、イントネーションつけるところがおかしいんだよ〜、寿明クンは〜。『いちご』じゃなくて、『いちご』なんだからっ!」

わ、わかりにくい…。

いちごちゃんは、みんなに果物のイチゴと自分の名前のいちごの言い方ははっきり違うと説明し、何回も交互に『いちご』と繰り返していた。

あ…、『ちゃん』だって。

いけない、いけない。

それでも、ちょこちょこ焦りながら動いている姿は、タカシや寿明君とはまったくの別物だった。
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