転んだら死神が微笑んだ
お父さん「じゃあ、今度一緒にデパート行こうよ?」

あかり「ヤダ。」

お父さん「え〜。」



次の朝、おじいちゃんたちの家を出て駅に来ていた。


これから帰る。

電車に乗って、景色が変わるにつれ、わたしの心は変わらないままだということを知るのだろう。


田舎から都会へ。まるで、夢から現実に引き戻されるかのように…。


目をつぶっていれば、大丈夫だろうか…?


わたしはそんなことを考えていた。


そう。そんな幼稚なことを考えて、わたしは目をつぶっていた。



目を開けたら、いつものわたし。
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