私の居場所

俺 石田 柘
25才


インディーズバンド
rionのベース

有名ではないが
まぁまぁ最近ファンが
増えて来て忙しい毎日

今日も明日のライブ練習だ

「はぃ(-。-)y-~はじめんぞぉ( ̄^ ̄)」

そうやって入って来たのがドラムの尚
ヒョロヒョロのくせに
ドラム叩きだすとどっからでてるかわからんぐらいのパワードラム
一応リーダーである

続いて入って来るのが
寡黙なギター
トシ
いつも常にクールである

で大体遅刻してくるのが

うちの大黒柱であります
ボーカルの遊
名前の通りの人間である

遊「遅れかけましたがギリギリセーフ系?」

いつも通りのこの感じで

練習スタート♪

そぉだ!
最近ここのライブハウスにくるといつも気になることがある

大体練習が終るちょっと前から舞台袖に感じる人の気配…

ふってみると
背の低い女の子が
弁当屋の服着て
こっちをジーーッと見てる

幽霊か(゜ロ゜;

って思ったがどうやら人間で終る頃には居なくなる

柘「なぁなぁ最近袖に女の子たってんの気づいてたかぁ?」

遊「なぁあぁぁに?\(゜ロ\)(/ロ゜)/
女の子だとぉ?柘チャンいけませんねぇ( ̄ー ̄)
練習中によそ見ですかぁ?」
遊の冷やかし
自分はファンの女の子いっつもチェックしてるくせに
柘「イヤイヤ(-。-)y-~あんだけ見られてたら気になるだろ」

尚「あぁ!!弁当娘!?」

トシ「いつもいるよな
弁当娘」

いつのまにあだ名まで
出来てるんだ!?

普段別に女が居ようが
遊みたいに気になったり
しない俺だが

あの子は違った


なんか気になる
どっかで会った気がしないでもなぃ
なんとなく見覚えのある目

まぁその時は深くかんがえることもなく

練習が終わった

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