雨のち晴れ

「おはよー、アズ」



「!? なんや、嘉穂かいな…びっくりしたわ」



アズはかなりびっくりしたらしくふぅーっと深呼吸した。



「ねぇ、その子妹さん?」


女の子を見て言うとその子はアズの足にしがみついた。


「え?あぁ、そうそう妹やねん!俺のたった一人の家族…」



な!っと妹の頭を撫でるアズはどことなく寂しそうだった。


たった一人の?

……気になる……


でもここは聞かない方がいいよねぇ…


「そ、そーなんだぁ!…名前は?」


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