ファースト ラブ ~女子高校生×ホストクラブ経営者~
お味噌汁は濃くなく薄くなく、美味しかった。



「カイトさんてお料理が上手なんですね」



「1人暮らしが長いからね 最近はなくなったけど前はよく二日酔いになっていたよ だから味噌や、梅干は切らすことなく置いてあるんだ」



ほとんど食べてくれた皿を見てカイトは喜んだ。



「カイトさんが二日酔いになったらわたしが作ってあげたいな」


何気なく出た言葉にカイトの動きが止まった。


「それは本当?」



「え?はいっ なんで驚くんですか?しっかり介抱しますよ?」


カイトの周りにいる女性は回りくどい会話しかしない。



率直に言う花音に驚く反面、新鮮で可愛くカイトはどんどん惹かれていく気がした。



「ありがとう 早速二日酔いになってみたい気もするな」


最近のカイトは二日酔いとは縁がない。



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