ファースト ラブ ~女子高校生×ホストクラブ経営者~
――いつこんなの用意できたんだろう・・・?


興奮が収まってくると気になった。



「カイトさん――」


聞こうとするとカイトが話し始めた。


「そうだ、花音ちゃん、もしかして携帯を家に置きっぱなしとか?」



「え?」


花音はどうして?と言うように首を傾げた。



「昨日も、今日もかけたんだけど繋がらなかった」



「ごめんなさい・・・携帯、昨日壊れちゃったみたいで・・・」



――かけてくれていたなんて知らなかった。



「そうだったのか・・・」


そう言ってカイトはフッと笑みを浮かべた。



――すべて俺の取り越し苦労だったのか・・・。



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