ファースト ラブ ~女子高校生×ホストクラブ経営者~
パーティー会場はあまり広くはない。


「すごいね~ これなら近くまで行けそう♪」


すでにCHANCEのメンバーはスタッフと雑談していた。



花音にとってCHANCEはどうでも良かった。


カイトが隣にいてくれれば良いのだ。



カイトは2人をエスコートしながらブッフェ式の何も置いていないテーブルへ連れて行った。



ウェイターが飲み物を配り歩いている。



カイトはオレンジジュースのグラスを2人に渡し、自分はシャンパンのグラスを手にした。



「あたし、ちょっと行ってきまーす!」



うずうずしていた里衣子はCHANCEの近くに行ってくるといって2人から離れた。



「カイトさん!」


花音がオレンジジュースを飲もうとした時、可愛らしい声がカイトを呼んだ。



< 231 / 498 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop