ファースト ラブ ~女子高校生×ホストクラブ経営者~
「どこかへ行くんですか?もしかして病院?」


医師に聞かれて花音はハッとしてエレベーターを呼ぶボタンを押した。



「もし何も用が無いようなら食事にでも行きませんか?」



「せ、先生?」


ほとんど初対面に近い人に食事に誘われ花音はビックリした。



「少し早いですが夕食をご一緒にいかがですか?」


「い、いいえ・・・」


「遠慮なさらずに」



――え、遠慮じゃないです・・。


「さあ、行きましょう」


花音の意思とは逆に医師は花音の腕を掴んだ。



「あ、あの」


行きませんと言おうと口を開いた時、



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