ファースト ラブ ~女子高校生×ホストクラブ経営者~
「・・・カイトさん、わたしは辞めてなんて言わない・・・信じてるから」


――心と反対の事を言っちゃった・・・。


花音の言葉にカイトがフッと表情を和らげた。



「ありがとう 花音ちゃん 小夜子の事は気にしないで欲しい 俺が大事だと思う子は花音ちゃんしかいないから」


「カイトさん・・・」


花音はカイトに抱きついた。



* * * * * *



自分の部屋に戻った花音は今日の急展開を思い出して枕に顔を埋めた。


――わたし、しちゃったんだ・・・。


カイトの顔を思い出すと胸がドキドキしてくる。


――カイトさん・・・。



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