ファースト ラブ ~女子高校生×ホストクラブ経営者~
第3章

父親

* * * * * *



花音の学校が始まり2人はなかなか長い時間を一緒に過ごせなくなった。


会うのは下校時間から夕方か、夜の8時ごろまで。


しかも毎日会う事は叶わない。


今日はママが退院する日。



――学校が終わって家に戻ればママが戻っているはず。



白鳥医師と会うのが気まずく、見舞いに行ってもものの10分位しか病室にいなかった。



おかげ様で白鳥医師とはあれ以来会っていない。



「ただいま~」


リビングのドアを開けると母とはるかがソファーに座ってお茶を飲んでいた。



「お帰りなさい 花音ちゃん」


はるかがにっこり出迎える。


「お帰り 花音」


母も笑顔で元気そうだ。


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