ファースト ラブ ~女子高校生×ホストクラブ経営者~
* * * * * *




花音を自宅へ送り届け、「SION」に戻る車の中カイトは嫌な予感がしていた。


――今更父親が現れるとは・・・どういう事なのだろうか・・・。



裏口から事務所へ入り、香帆に見つからないように小夜子を事務所に呼んだ。



「カイト・・・」


カイトは腕を組んでソファーに座っていた。



「どういう事なんだ?仕事の邪魔をしにきたのなら帰ってもらいたい」


カイトに冷たく言われて小夜子は驚いた。


すぐに悲しそうな表情になる。


「邪魔をするつもりはなかったの あの人がひどい事を言うから」


「ひどい事?」


香帆ならば平気で言うだろう。



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