ファースト ラブ ~女子高校生×ホストクラブ経営者~
――・・・カイトさん、約束したけど、ちゃんとママたちと話せなかったよ・・・。
ママがあんなに酷い事を言うなんて・・・。絶対にフランスへは行けない。カイトさんのいないフランスになんて・・・。



考え事をしていると足音が聞こえた。





「カイトさん、もう着きましたから」


カイトの名前を呼ぶ男性の声だ。




――カイトさん!帰ってきた!


花音は急いで立ち上がった。




男性2人が廊下の角を曲がって姿を現した。


花音は笑顔を浮かべて来る方を見たが、すぐに笑みは消えて驚いた顔になった。



「カイトさん!どうしたのっ!?」



カイトはヒロが支えていなければ倒れそうだった。



「君は?」


ヒロが聞く。



こんな深夜に女の子が1人で居る事に驚いた。



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