ファースト ラブ ~女子高校生×ホストクラブ経営者~
自分の部屋に入った花音は午後にカイトへメールを打った文を開く。




『電話下さい  花音』


それだけ書いてメールを送る。



やっと考えに考え抜いて書いた文なのだ。


長ったらしく書くのは苦手で、話をした方が好きだ。



――カイトさんがあんなにお酒を飲んで酔いつぶれたのは何か理由あるに違いない・・・。



夜中の1時になった。


メールを送ってからかなり経っている。


――カイトさん、どうして電話くれないの?


花音は携帯電話を持ちながらうな垂れた。


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