一筋縄では逝かせない★



『ん…なんだお前それ…』



『うん?……じゃーんっっ!!離婚届〜♪』



女は鞄の中からぺらっと1枚の紙を取り出して言いました。



『ふぅん…ってっっ!!じゃーんっっ、じゃねぇよ!えぇぇ!?ちょっとおい!見せろ!』



『もうわたしの名前書いちゃってあるから、後はこの印鑑と…』



『…っそれって…相手のじゃんかよ!何勝手に…!!』



『あんたはここにあいつの名前書いて☆…はいこれ見て筆跡似せて!』



『な…なんで俺が…』



『わたしが書くとどーも自分の字と一緒になっちゃうのよー…だからお願いっ♪』



『俺はまだ犯罪者になりたくない…』



『つべこべ言わない!はいこれで書く!!』



女は強引に男に筆記具を渡しました。




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