一筋縄では逝かせない★
ハプニング37



「ところでよぉ、今からどこ行くんでぃ」



船長の父が操縦しながら言いました。



「え、城じゃないのか?」



「このまま、遠出してもいいが…」



「よしきた!」



船長の父は船の速度を上げました。



「そう言やぁ、さっきは何の話をしてたんだぃ」



操縦するだけなのも暇なのか、船長の父は近くにいた息子に問いかけました。



「王様が持ってた黒い箱の話」




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